使わない楽器はトランクルームに保管できる?楽器を傷めない保存方法 トランクルームのブログ - グッドトランク
使わない楽器はトランクルームに保管できる?楽器を傷めない保存方法
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楽器はデリケートなため、保管する場所にも気をつかうものです。
しかし、ひんぱんに演奏するのでもない楽器を部屋に置いておくと、場所をとってしまいます。収納場所に頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。
そこで、トランクルームに楽器を保管すると部屋のスペースを空けられ便利です。
ここでは、トランクルームに楽器を保管する方法や向いているタイプなどについて紹介します。
トランクルームを探す >楽器ごとに違う保管方法
楽器には、それぞれ最適な保管方法があります。ここでは、楽器別に保管の方法や注意点について紹介します。
ギター
ギターを保管するときは、必ずギターケースに入れましょう。
ギターの保管に適している湿度は50%ほどです。湿度を適切に保つため、ケースのなかには乾燥剤を入れることが望ましいでしょう。
温度にも注意が必要です。ギターケース内部の温度が上がりすぎないように、定期的にギターケースを開けるようにします。
日当たりにも注意し、直射日光が当たらない場所にギターケースを置くようにしましょう。
なお、ギターの弦はかなり強いテンションでネックを引っ張っています。
そのため、弦を張った状態で保管しているとネックが沿ってしまうことがあります。
1カ月以上使用する予定がないときは、弦を外して保管しましょう。数日使わない程度であれば、半音から1音程度緩めておきます。
管楽器
同じ管楽器でも木製の楽器と金属製の楽器では保管方法が少し異なります。
なお、木製イコール木管楽器、金属製イコール金管楽器というわけではありませんので注意しましょう。
リードを振動させて音を出す楽器が木管楽器で、マウスピースを使い唇を振動させて音を出すのが金管楽器です。
たとえば、フルートやサックスは金属製ですが、リードを使用し木管楽器に分類されます。保管の際は金属製か木製かで考えます。
木製の楽器を保管する際に特に注意するポイントは、湿度と温度です。
温度差が大きいと楽器が傷む可能性があるため、一定の温度を保った環境で保管することが大切です。木製の楽器の内部に水分が溜まっていると腐る恐れがあります。
また、木製の楽器にも金属の部分があり、手の皮脂や汗が付着したままで保管するとサビることがあります。
そのため、使用したあとは水分や皮脂などをしっかり拭きとってから保管することが大切です。
金属製の楽器はサビに注意が必要です。使用後は楽器内の水分を拭きとり、1カ月に1回はグリスやオイルを使ってお手入れをしましょう。
管楽器を保管するときは、ケースに入れ、直射日光が当たらず湿度変化も少ない場所に置くようにします。
ドラムセット
ドラムセットを長期にわたって保管するとき、シェルの歪みを防ごうと考えてヘッドを緩める人がいますが、これは逆効果です。
緩めてしまうとシェルに歪みを生じさせることがありますので、ヘッドは張った状態で保管するようにしましょう。
シンバルなどの金属部分は、サビないように、演奏後に皮脂や汗をしっかり拭きとることが大切です。
ドラムセットをケースに収納したときは、定期的に開けて風を通して湿気を飛ばしましょう。これは、ケースに収納したままではカビや亀裂が生じる恐れがあるからです。
直射日光が当たると割れや音の変化につながりますので避け、日の当たらない場所に保管します。
楽器保管にトランクルームは使えるの?
楽器を保管するときは、湿度や温度を管理することが重要なポイントとなります。
トランクルームのなかには、空調設備が整備され湿度や温度が適切に保てるように管理が行き届いているものがあります。
そのようなトランクルームであれば、温度の変化や湿気を心配することなく、楽器にとって良い環境で保管できるでしょう。
ただし、すべてのトランクルームで空調設備が整っているわけではありません。
そのため、楽器を保管する目的でトランクルームを借りるときは、慎重に選ぶ必要があります。
楽器保管に向いているトランクルームは屋内型!
トランクルームには、屋内型や屋外型、宅配型などいくつかの種類があります。
このうち、楽器を保管するなら屋内型が望ましいでしょう。
なぜなら、屋外コンテナ型は空調設備や温度管理が不十分なケースが多く、カビやサビが発生しやすい楽器や湿気を嫌がる楽器の保管に向いていないからです。
宅配型は、スペースがあまり大きくありません。湿度や温度管理がされているところもあり、小さな楽器であれば問題ありませんが、大きな楽器の保管には適していません。
屋内型であれば、空調設備が整い、温度や湿度が24時間一定になるように管理されていることがほとんどで、楽器を保管するのに適しています。
ビルのワンフロアを屋内型トランクルームにしているところなどはエレベーターを利用できることが多く、楽器の運搬もしやすいです。
ただし、トランクルーム内と外気との温度差が激しいときに楽器を持ちだすときは、結露が発生することがありますので、注意が必要です。
トランクルームを活用して理想的な環境で楽器を保管しよう
楽器を保管する際に大きなポイントとなるのは、湿度と温度です。
湿度が高くても低すぎても、温度の差が大きくても楽器に悪影響を及ぼします。
中の温度と湿度を一定に保てる屋内型トランクルームであれば、楽器を保管するのにも適しています。
自分の部屋にスペースの余裕がない場合は、トランクルームの利用を検討すると良いでしょう。
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